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『空気を読む・読めない(KY)』から『忖度』という言葉に置き換わる日本はネクストステージ的な話

平成時代には「空気を読む」や「空気を読まない」など『KY(空気を読め)』の略称が世間に浸透しました。しかしながら、令和の時代になった今では「忖度(そんたく)」という言葉に置きかわった感じがします。

忖度の意味

「忖度」の意味を調べると、

忖度とは、他人の気持をおしはかること。

と、あります。

ようするに、他人の気持ちを考えて発言することです。

「KY」とは、『空気(K)が読めない(Y)』という意味合いです。

これは「私は大気中に含まれる酸素濃度がわかりません」と言っているのではありません。『その場の空気(雰囲気)をくみとる』という意味あいです。

両者はニュアンスの違いはあれど、同様の意味合いといえます。

「いい回し」の移り変わり

平成末期、日本の景気はすでに落ち込んでおり、令和の時代には景気を回復するどころか、収入を増やすための副業を政府が推奨することが議論される世の中です。

そういった背景から「KY」から「忖度」という言葉に変わっていったと考えられます。平成の中頃には、下のように言われていました。

「ウェーイ、取引先にKYで超チョベリバ!オラィッオラィッ」

しかしながら、昨今では下のような表現です。

「取引先に忖度したことが問題に発展した」

たしかに、後者の方が尊厳のある丁重な言い回しに感じる方が多いと思います。

では、なぜ言い回しが時代とともに変化したのでしょうか。

なぜ変わったのか

時代ともに「言葉」も変わっていきます。

事実、昭和の時代に挨拶で頻繁に使われていた言い回しで、

「拙者は○○でござる、ニンニン」

があります。このような言い回しは、令和の時代では使いません。

「私の名前は○○です、よろしくおねがいします」

と言うのが現在では一般的です。

そのほかの例として、「忖度」が頻繁に使われる以前は、

「KYすぎて激おこプンプン丸」

と言われていました。

しかしながら、現在では、

「忖度があったと言わざるを得ない」

と言われます。

このように、昔に比べると現在は『堅い表現』が使われていることがわかります。このように、時代とともに言葉は変化していくのが「世の常」というものです。

こうした表現方法の変化をみると、令和の時代には、「より慎重に生きなければならない」ことを言葉の変化が表しているのではないでしょうか。

注意深く生きなければならない世の中

なにかと暗いニュースが多い昨今では、「はじけた表現」が少なくなっているのかもしれません。高齢化社会や年金2千万円問題など、日本は今後も問題は山積みです。したがって、先を見据えた「より慎重な行動」が求められます。「忖度」という言葉が多く使われている時代の変化と同様に、私たちの生活も変化することが求められる時代なのかもしれません。

「変化に対応し、慎重に世の中を見極め、忖度なしに生きていく」

ことを心がけたいものです。

終わりに

「忖度」と「ポンタ君」って

似てるよね(・v・*

以上、ぬむめでした。

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ぬむめ