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音楽の難しさってファだよね的な話

芸術の秋です。みなさん音楽聴いていますか?

音楽を聴かない人でも、日常で音楽はいつも聞こえてきますよね。テレビや動画のだったり、街中だったりと。1つの曲としてではなく、フレーズは日常のありとあらゆる場所で耳にするものです。

音楽は、学校の授業で小学生から習いますので、日本人であれば、ある程度の知識はあるものです。ですが、普段から楽器を弾く人であれば、意識しないことですが、なにかと「音楽は難しい」と思われているのも事実です。

音楽には、決まりがあるようで決まりがありません。

理論や定義がありますが、例外が山のようにあり、もはやルールがあって無いようなものです。曲を自分で作るとしても、好きな音階を並べるだけで、立派に自分の作曲した曲だと言うことができます。

ですが、それが音楽として「芸術性があるか」というのは別の話。不快な音の並びは雑音でしかありません。芸術性はなくとも、聴く人が「良い」と思えば、それはすばらしい曲なのです。

不快な曲になら無いためには、ある程度、ルールに基づいて音を選ばないといけません。そうしないと、気持ちよく聞こえません。適当に並べた音であっても、ルールに基づくと「それっぽく」聞こえてしまうのです。

たとえば、ハ長調

かっこいい言い方だと、Cメジャーなんて言ったりします。

ピアノの鍵盤で言うと、白い鍵盤がハ長調の音です。

この白い鍵盤を好きなように弾くだけで「ハ長調」の曲になります。自分の好きなように弾けばいいのです。それをまとめ、記録して再現できると「ひとつの曲」として成立します。たった7音だけなんですよね。よく耳にする、あの名曲も、7音だけで構成されているかもしれません。

ここまでは簡単ですよね。誰でもできますし、今はスマホなどでも、簡単に作曲のマネゴトができます。

ですが、ここからが少し難しくなります。

鍵盤であれば、白い鍵盤だけを押すことで、「ハ長調」になりますが、「調」が変わると、白い鍵盤だけではなく黒い鍵盤も混ざるため、難しくなってしまいます。

隣り合う白い鍵盤の間に黒い鍵盤があります。ですが、ファの音とシの音の手前には黒い鍵盤がありません。これが音楽を難しくしているのではないでしょうか。

分かってしまえば、なんてことはありません。ですが、これから音楽を始める人への弊害となっているのではないでしょうか。頭では理解できたとしても、視覚的にわかりやすい白い鍵盤だけではなく、黒い鍵盤も混ざりだすと混乱してしまいます。

ピアノの鍵盤は、半音ずつ並んでいます。ドとレの間にはド#という、ドとレの中間の音が黒い鍵盤です。ですが、ミとファには黒い鍵盤がありません。ミとファは半音しか離れていない関係だからです。

もしも、均等に、すべての音が半音である黒鍵盤が間にあり並んでいれば、音楽知識に関する混乱は少なかったでしょう。音楽理論を難しく感じることは、半音はさみの法則から外れる「ファ」が原因ではないでしょうか。

なぜ、鍵盤がこのような配置になっているかは明確な理由があり、ミとファの間に半音をはさめません。もしも、あなたが「なぜなのか?」と疑問を抱き、この謎を解き明かすことができるのであれば、音楽が一層身近なものになるかもしれません。

ちなみに、ギターの場合だと、この問題がわかりやすくなります。芸術の秋です。みなさんギターを弾きましょう。

以上、ぬむめでした。

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ぬむめ