もう高い、高すぎる。1~2年前の値段の倍くらい値上がりしています。
普通のパソコンは以前に比べ、性能の割に安くなった気がします。問題は、いわゆる「ゲーミングパソコン」です。青く光る例のアレです。今はなんでもゲーミング。ゲーミングパソコンだけではなく、ゲーミング椅子からゲーミングベッドなどなんでも「ゲーミング」です。もう、なんでも「ゲーミング」という言葉を最初につければいいんじゃないの的な発想で、ゲーミング包丁など「もうゲーム関係ないじゃん」みたいな品まで売っています。自宅に居ることが多くなった今時では、ゲーム人口も増えたでしょうし、ゲーミング○○が増えるのは当然の結果かもしれません。
ゲームしない人にとってはゲーミングパソコンなんて無縁の存在かと考えてしまいますけど、ある程度高性能なパソコンとなってしまうとゲーミングパソコンに近い、というかゲーミングパソコンになってしまうのです。特に動画の処理など、パソコンに不可がかかる作業はゲーミングパソコンの方が得意分野です。Youtubeの動画でも凝った編集をする方々にはゲーミングパソコンは欠かせない存在となっています。
普通のパソコンとゲーミングパソコン、なのが違うのかというと、性能なのは言うまでもありませんが、大きな違いは高性能な『グラフィックボード』というものがパーツがついているかということ。グラフィックボードは、ディスプレイやノートパソコンの画面に映像を出す機能が主な役目です。GPUなんて呼ばれたりします。この機能がないとパソコンの画面には何も映りません。なので画面が表示されるパソコンには必ずついています。会社にあるパソコンやドンキホーテに売っている格安パソコンにも、グラフィックボードと同脳の機能があるということですね。
ゲームや大画面の動画などグラフィック機能にパワーが必要な場合、強力なグラフィック処理能力が必要となり、グラフィックボードの性能が重要になります。ですが、グラフィックボードだけ高性能であれば良いのかというわけではなく、ほかの箇所もそれ相応の性能でなくてはなりません。ほかのパーツも、高性能な品はもちろん高いのですが、グラフィックボードのような値上がりはしてません。1~2年前と比べると倍の値段です。高すぎる。
1~2年から値段が倍になるほど高性能になったというわけでもなく、値上がりの原因は『ビットコイン』と言われています。マイニングというビットコインで稼ぐために高性能なグラフィックボードが必要になる。コロナ禍と重なるように世界的なマイニングブームが来たことにより、グラフィックボードの値段が高騰してしまった。そんな事情があるようです。
コロナ禍によりゲーム人口が増えたというのもあるのでしょうけどね。プレイステーション5は発売から結構日数が経っていますが、現在も入手困難ですし。プレイステーション5と同等性能のゲーミングパソコンを買うとなると、プレイステーション5の3倍くらいの値段を出さなければ買えない。ゲームだけならプレイステーションだけでいいのですが、パソコンに高性能な処理を求める場合、プレイステーションでは代用ができません。もちろんマイニングも。
こういう値上げは時代の流れかもしれませんけど、価格が倍になるというのは少しおかしな状況ですよね。うまい棒が10円から20円になるのも倍、5万円のグラフィックボードが10万円になるのも倍。うまい棒でも食べながら購入を検討してみます。
以上、ぬむめでした。