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昭和43年に発行された一般用米穀類購入通帳なるものが出てきた的な話

押し入れ整理のため、古いアルバムなど整理していたら、ポロッとこんな紙ができてました。

一般用米穀類購入通帳

という紙。なんと、発行日が昭和43年8月15日の日付。私はまだ生まれていない時のものです。

なぜこんなものがあるのか。私の両親が記念というワケではないですが保管していたらしい。この米通帳とともに母親が書いた手紙が添えてありました。「子供大きくなったら自慢したろ」といった内容でした。「昔は気軽に米が買えなかったんだぜ!すごいだろっ!」といった感じでしょうか。詳しいを聞きたいところですが、天国にいるので話を聞けません。

当時、お米を購入するために必要だったみたいですね。裏側に購入日が記載できるようになっているのですけど、1回しか購入歴がなかったので、その後は普通にお米を購入できるようになったのでしょう。発行者が札幌市ですので、場所によっては制度自体なかった地域もあるのでしょう。おそらく購入制限をかけなければならないほど米が不足してたのでしょうね。高度成長期まっただ中なのに、お米が買えないことがあったのかと思うとビックリ。

昭和43年というと、終戦が昭和20年ですので、戦後23年しか経っていないと考えると、ものすごく古く感じます。ですが、私よりも先輩のおっさんとうかおじいさんおばあさんには子供の頃の話。そう考えると、少し不思議な感じがします。まだ大正生まれの元気な方もたくさんいらしゃると思いますので、すごい昔のようで、そんな昔じゃない、そんな気がします。

私が若い頃、「平成の米騒動」という、減反政策と天候不順により、お米が買えなくなることがありました。調べると1993年だそうです。ニュースで米泥棒がでたとか、教科書でしか見たことないような事件が起きたり、タイ米やカリフォルニア米などが大量に輸入され、多くの家庭から日本のお米が消えたりしました。日本のお米になれていると輸入米はマズくて食べられないと、麺類の需要が爆発的に上がった記憶がります。タイ米はチャーハンとかにすると日本米より美味しかったです。普通に食べるとやっぱり日本のお米が最高。

近年、自然災害の多さを考えると、今後も米騒動が起きる可能性は十分あります。お米は長期保存に向かないので、何年も保存するような買いだめはできません。食べられるうちに美味しいお米を食べておきましょう。

ちなみに今日の私の夕飯はパスタです。

以上、ぬむめでした。

雑記
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