『ヴァン・ヘイレン』とは、バンドの名前であり、人の名前。70年代後半から80年代と、大人気のハードロックバンドです。
ギターの エディ・ヴァン・ヘイレン が天に召されました。
音楽家は、亡くなってから思うこと。「もっとライブに行っておけばよかった」と。
信じがたいことですが、もうエディのプレイを生で聴くことはできません。本当に残念です。
よく、3代ギタリストとして、耳にするのが、
・エリック・クラプトン
・ジェフ・ベック
・ジミー・ペイジ
と言われてます。
ですが、近年のロックギターサウンドの礎になるのは、エディだったと言っても過言ではないでしょう。
エレクトリックギター史は、「エディ前、エディ後」と分けるべきです。
それほどまで、偉大なミュージシャンです。本当に残念です。
今後も、3人という狭い枠にエディが入ることはないでしょう。ですが、今よりも評価されるのは間違いないでしょう。ヴァン・ヘイレン全盛期のギター弾きは、何かしらエディの影響を受けているものです。現在も間接的には影響があるといっても過言ではありません。
私が初めてヴァン・ヘイレンを聴いたのは小学校6の時です。明らかに様子がおかしい(いい意味で)ギターサウンドに驚いた物です。名盤「1984」を聴いたときには「ポップになったな」なんて思いもしましたが、「jump」のPVでライトハンド奏法を始めて目の当たりにし、驚愕したものです。
エレキギターも衝撃で、赤と白黒のストライプは斬新でした。誰もが認める世界のポップスターであるマイケル・ジャクソンと共演したミュージシャンが、ピックガードもなく素人目に見るとボロボロのギターを使っていることにもショックを受けました。友達のギター弾きが、ギターに白黒赤のビニールテープを貼りだしたのが、昨日の事のように思いだされます。
伝説のアルバム『炎の導火線』では、ありとあらゆるギタリストが、音の秘密を解明しようとしたものです。当初はマーシャルアンプを使っていたと思いますが、エフェクターを含め、数々のギタリストが「エディサウンド」を追求したからこそ、現在のギターサウンドがあると私は思っております。
ブレイク後、デイブの脱退やサミーの解雇など、人間くさい騒動は残念ではありますが、微笑みながら、笑いながら、プレイするエディを思い出すと、帳消しにできます。エディは、世界で1番「笑いながら」ギターを弾いていたのではないでしょうか。
デイブ・リー・ロスやサミー・ヘイガーの脱退後は、オワコンと言われていたヴァン・ヘイレンですが、エディの凄さと影響力は、変わることはありません。
残念で仕方がありませんが、心よりお祈りいたします。