近年物騒になったのか、それもとSNSやネットの普及で事件が明るみに出やすくなったのか、物騒な事件を目にすることが多くなってきました。
少なからず以前から犯罪はありますが、以前は豚や牛など、家畜が何百頭など、何度も盗まれるなんて記事は見たことがありません。家畜だけではなく、農作物や密漁など、以前からそういった犯罪はあるのでしょう。ですが、コロナの影響なのか、「日本的」じゃない事件が多くなった気がします。
牛を盗む。そんなことが想像できますが?牛は、仔牛と言えども大きく重量があります。何十、何百頭と盗むためには、牛を生きたまま人知れず運ぶのは困難です。犯罪者は、牛を運んでは殺し、トラックなどに積んでいくのでしょう。牛は品質管理されているようで、私たちが手にするルートでは流通させることができません。闇市場に流れるのでしょうけど、想像をするだけで気分が悪くなります。
農作物の被害も、生産者の気持ちを考えると、怒りしかありません。何ヶ月も時間をかけ育てた作物が、収穫前に盗まれてしまうのは、許されない行為です。道徳的にもどうなんでしょうね。「食べ物の恨みは恐ろしい」なんて、昔から言われていますが、「盗む」となると、近代日本でなければ死罪となっていた案件です。平成時代に米不足になった年があり、米を盗む「米泥棒」のニュースを聞いて驚いたものです。生活が豊かになった現代でも、「米泥棒」なんて言葉を聞くことになるとは思いませんでした。現在は「米泥棒」以上、さまざまな農作物が盗難被害にあっているのですから、情けない限りです。
何かを盗まれたり、傷つけられてりした場合、警察に対処してもらいます。事件性あると、警察が動いてくれる流れです。ニュースなどでも「警察が捜査を開始しまいた」なんて、よく耳にしますよね。
被害者から警察への届け出は、大きく分けて3つあります。
告訴:犯人が特定できている通報
告発:犯人が特定できている第三者による通報
被害届:犯人がわからない通報
この3つです。
ニュースの中で、被害者がどのように通報したか、記載を見ることでどのような経緯がわかります。
すべて「被害届」と思われがちですが、言葉が変わると状況も変わります。告訴や告発は、名指しで犯人扱いですからね。言葉が持つ迫力が違いますよね。することも、さられることも無い人生を歩みたいものです。
以上、ぬむめでした。