夏といえば「幽霊」や「お化け」の季節ですよね。
ですが、最近そういった話を見聞きすることが少なくなった気がします。
私はオカルトが大好きで、怪談話やホラー映画には目がないのですけど「呪怨シリーズ」だけは怖くて、まだ見てません。
さて、なぜ幽霊やお化けの話が少なくってしまったのでしょうか?おそらく、スマホの普及が少なからず関係しているのは間違い無いでしょう。
幽霊といえば、なんといっても外せないカテゴリは「心霊写真」です。今の時代、スマホにカメラが付いていますので、1人1台カメラを持ち歩いていることになります。本来であれば、心霊写真が世界各地で撮れまくっているはずです。動画も大抵は撮れますので、センセーショナルなお化け動画が世に溢れていても不思議ではありません。それなのに、そういう話題はほとんど聞きませんね。
「幽霊やお化けなんているはずないから当たり前じゃん」
なんて、オチをつけてしまうのは簡単なことです。ですが、それではロマンがなさすぎます。
こう考えましょう、昭和平成時代のスタンダードであるフィルムタイプのカメラには心霊が映りやすく、デジタル信号で記録されるスマホでの撮影には、心霊やお化けは映りにくいのではないでしょうか?
Photoshopをはじめとする画像処理ソフトが高性能化し、より身近になったことから、合成などによる「心霊写真」を作ることが容易くなりました。プロレベルの方が作る捏造された心霊写真などは、本物か偽物かの区別をつけることが難しいレベルです。
それに比べ、フィルムを現像するタイプのカメラは、加工のしにくさがあります。一度デジタル化し画像ソフトで加工するのであれば簡単にできますが、1枚10円プリントで現像されたスナップ写真などは加工が難しく、本当に騙す気で心霊写真を捏造しなければ、簡単にできるものではありません。
今は、なにもかも簡単にできる世の中です。便利なこをは素晴らしいですが、心霊写真のようなエンターテイメントが少なくなっていくのは、オカルト好きには悲しいことです。だからと言って、今の画像加工技術で心霊写真を量産しまくっても盛り上がらないでしょうし、フィルム写真のような、「もしかしたら霊かもしれない」というような想像力を掻き立てられる写真は、今後ますます少なくなっていくでしょう。
心霊やお化けは、生活の近くにある「身近な恐怖」です。精神的には恐ろしいことですが、大抵は「怖いだけ」で、生命や財産を脅かすものではありません。それに変わり近年では、大きな自然災害が多発しており、生命や財産を奪っていきます。「怖い」や「恐ろしい」の種類が変わってしまい、幽霊やお化けを怖がる余裕がなくなってしまったのかもしれませんね。
例のウイルスの影響で、別な怖さがある毎日が続きますが、幽霊やお化けなど、たまには思い出してあげてください。
以上、ぬむめでした。