ITやPCとは無縁の知り合いが、「プログラミングを始めた」らしい。
「ほう、それはすごいな、がんばってね」
と、なるわけです。
それで話は終わるはずだったのですが、話をよく聞いてみると「?」となりました。
どんな言語なのかを聞いてみると、話が噛み合いません。
どうやら、プログラムの内容とはHTMLだったようです。
HTMLとはなんのことでしょうか?
Webページ開いて、右クリックすると「ソースを表示」なんて出ると思いますが、開くとプログラムっぽい表示がされるのがHTMLです。結論からいいますと、HTMLはプログラムではありません。
HTML とは
Hyper Text Markup Language
の略です。
日本語に直すと、
「文字などを指定してすごいものに変える言葉」
と、いったところでしょうか。
早い話、日本語などの文章を装飾する記法です。
HTMLは、表記を見ると難しそうな感じがしますが、装飾する文章や画像などをタグという記法で対象を囲っているだけです。
HTMLはその名の通り、
Markup言語
と呼ばれるもです。
プログラムとは違うものです。
HTMLを使ってWebページを作成する場合、動いたりメッセージを送信したりと、さまざまな動きをつける場合には「Java Script」など、プログラミング言語(スクリプトはプログラム?)もありますが、HTML単体ではプログラムとは言えません。
英語がたくさん書いていあるので、一見プログラムっぽく見えますが、似て非なるモノなのです。
本当の意味でのプログラム(C++やJavaなど)には、文法があります。それらを1度学習すると、他のプログラミング言語にも応用がある程度ききます。ですが、HTMLは記載のルールはありますが、文法などはありません。
おそらく知人は、副業か何かで「プロブラミングを覚える!」と向上心から「Webページ制作」を初めて、それを「プログラミング」と思っているのでしょう。
何かを自分で作るということは素晴らしいことです。ですが「お金儲け」となると話は別です。
今は誰でもWebサイトを簡単に持てる時代、自分で作ることも難しくはありません。よほどセンスやメリットがなければ、始めたばかりの素人に仕事を依頼することはありませんからね。
ですが、私は新しくプログラミングにチャレンジする知人を応援するつもりです。
間違っていますけどね。
以上、ぬむめでした。