はちゅねミクギターの制作過程を解説します。その3です。
初音ミクではありません。はちゅねミクです。
今回は、ピックアップ部分などの不要なザグリ箇所を埋めていきます。
前回に引き続き、色んな知らない用語が出てきますよ\(^o^)/
ギターを弾いたり作ったりしない限りは、一生使わない言葉ですので気にしてはいけません。
ピックアップのザグリ埋め
ピックアップを1ハム構造にするため、Ibanezの特徴である『H-S-H構造』を全否定しフロントとセンターのザグリを埋めていきます。センターのシングルって使う人はいるのかな?Fenderストラトだと使いどころがあるのですが、H-S-Hだとハムからシングルに変わるので使いにくい印象がありますね。クリーンサウンドとか?少なくともRGみたいな歪み系ハードサウンドユースのギターだと使用頻度は少ないと思われます。H-S-Hデザインは発売当時すごく斬新でしたしね。ちなみに私はフロントピックアップすらあまり使いません/(^o^)\
ザグリに適当な大きさの木切断し、タイトボンドで接着したあと木工用パテで隙間を埋めていきます。
埋める木とボディのザグリ接着箇所は、塗料を剥がしタイトボンドの食いつきをよくしております。
隙間を木工用パテで埋めるのですが、木工パテは肉ヤセ(乾燥すると体積が小さくなる)します。乾燥して凹みが出来たら再度パテを追加します。
木工用パテを使う注意点としては、埋める空間が大きい場合には、必ず木で埋めて木工用パテを使う箇所を最小限にすることです。木工用パテの面積が大きいと、時間経過とともにへこみができる場合があります。
木工用パテは2種類使ってます。粘土みたいな、こねこねするタイプ(エポキシ系)と、チューブ状の容器に入ったタイプ(接着剤系)のもの。
こねこねタイプのパテは100円ショップで買った物。ホームセンターなどで売っている物も使ってますが、ダイソーで100円で売られている品と同じです。私が使った物がたまたま同じものだっただけかもしれませんが、少量であればダイソーで買う方がお得です。
チューブタイプのパテの色はタモ色で、そのへんのホームセンターで買った物です。これが慣れているので使いやすいです。安心のセメダイン製。
木工用パテは、少し盛り上がるくらい多めにぬり、乾燥後にヤスリで平面にします。
ヤスリをかけて平面になりました。
時間が経つと、木工用パテの部分が肉ヤセでへこんだりする場合は、同じ固定を繰り返します。ボディにある黒い線に見える箇所は、隙間ではなく元の塗装です。
ネックのジョイントにラッキーストライクの柄がありますが、デタッチャブルネックの調整に、ラッキーストライクの空き箱をシム代わりに使っています。
型紙を貼り、ノコギリやヤスリなので形を整えていきます。
型紙のふちが完成のアウトラインになるので、2~3ミリほどマージンをとって大きめに切ってます。
初音ミクの首の下の穴が大変でした\(^o^)/
足の隙間や髪と足の隙間、ありとあらゆる隙間がめんどくさいです。
終わりに
写真がボケ気味ですいません。ヤスリやノコギリで体力を奪われ、手がプルプルしてたんだと思います。
次回へ続く
以上、ぬむめでした。