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ATOK PASSPORT プレミアムがiPhoneの iOS で使えるようになったけどある意味使えなくて解約した的な話

【ATOK passport プレミアム】は、月額料金550円で使える日本語変換ソフトです。国産なので変換能力が素晴らしく、根強いファンがいます。私もその1人。

なんと、月額料金550円だけで、Windows、Mac、Android で10台まで使えます。MacでATOKを使うのであれば、問答無用で加入するサブスクです。職場では Windows、プライベートではMac、スマホでも、同じ辞書を使うことができます。単語登録したものや、予測変換など、すべての端末で共有できるのです。そしてトレンドキーワードも辞書に追加されていくので、新しいワードも1発変換。便利な世の中になりましたね。

そして、なんと 今月から iPhone など iOS でも使えるようになりました。Androidなどメジャーな端末のほとんどで ATOK が使える。そう考えると、月額料金550円は安すぎる。

ですが、今月でATOK解約します。ATOK さよなら。

さんざん持ち上げておいて解約。

ATOK をWindows と Mac で使っており、とても快適な環境でした。そして、iPhoneでも使えると喜んでいたのですけど、ATOKさん色々と残念でした。

Mac やめるという記事を少し前に書いたのですけど、iPhone で使えるからいいかな、って思っていましたが、使えなかった。iOS版が。

確かに、変換能力はすごいのですよ。スマホでATOKの変換辞書を使えるのは便利すぎる。持っているすべての端末で同じように変換できるのは素晴らしい。でも、iOS純正変換の方が圧倒的に使いやすい。ATOKさん残念すぎる。

変換能力は圧倒的にATOK の方が優れています。さすが国産です。文節での指定もスムーズにでき、とても素晴らしい。ですが、iOS に致命的な差があります。それは、濁音や拗音などの省略機能です。

iOS を使い慣れている方はご存知かと思いますが、たとえば「今日はご存知」と入力する場合、iOS だと「きようはこそんし」と入力すれば変換できます。濁音や拗音を打たなくとも認識してくれる。キーを打つ回数が大幅に減るのです。ATOK は予測変換が学習するとできるようになりますけど、iOS には敵いません。たった1つ入力の2回ですが、長文になればなるほど差がつく、文章なんて濁音と拗音の連続ですよ。入力効率のさが大きすぎます。

AppleのiOSはアメリカのメーカーです。ATOKはもちろん日本のメーカーです。日本語変換は、日本のメーカーが絶対負けてはいけない分野です。Apple に資金力や技術力は勝てないかもしれませんが、できない技術とは思えません。iOS 濁音拗音省略の快適さに慣れてしまうと、ATOK はいくら変換能力ねアドバンテージがあったとしても、濁音拗音を省略できることには勝てません。

そして、2022年2月から110円値上げ。月額660円になります。複数の端末で使っているのであれば、まだ許せる金額ですけど、1台しか使わないのであれば結構高い。Windows 純正の変換機能も悪くないですし、複数台使うことはGoogle 日本語入力も使えます。数年前までは、ATOK の変換は魅力でしたが、今では各社の性能差が縮まってきているような気がします。それならば、無料でいいか、となってしまいます。

登録辞書など引き継ぎが面倒な辞書です。機能が圧倒的に優れているのであれば、たとえ年間1万円超えの値上げだろうとユーザーはついてくるでしょう。慣れ親しんだ環境と育てた登録辞書を継続して使え、設定時間などを短縮できる。「時は金なり」です。しかし、今の現状では、あまり魅力を感じません。

ATOK は歴史のあるソフトです。日本のメーカーとして応援したい所ですが、私はここでお別れです。今までありがとうございました。

と、散々文句言いましたが、バージョンアップして純正キーボードの性能を大きく超えてくれば、また使いたいです。いや、使わないかな。

愚痴です。

以上、ぬむめでした。

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ぬむめ